元芸能マネージャーのひとり言

マネージャーが気ままに語ります。

事務所と揉める理由って、、、?

前回も少し触れましたが、事務所を辞める(揉める)理由って何でしょう?

、、、

、、、、、

、、、、、、、、そりゃお金でしょう!!

 

やっぱり!と思う方が多いでしょうか。笑

多分8割~9割方これが理由だと思います。

 

もちろん一部例外はあると思います。

例えば、よくある報道ですと、

事務所の代表(社長)が変わった、マネージャーが退職したなど、自分が信頼している身近な人がいなくなってしまった場合ですね。

事務所に対する感情は俳優さん・タレントさんも意外とドライなものです。

それとは反対に、常に身近にいてやり取りの多い担当マネージャーとは信頼度が高まりやすいですね!

マネージャーとしては、信頼関係を作れているので嬉しいですが、事務所からすると残念でならないパターンですね。

 

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お金で揉めるってどういうこと?

話を戻しますが、

事務所を離れる理由、やっぱりお金問題が多そうですね。

俳優・タレント・モデル、どれも事務所にいればマネジメント費が引かれます。

このギャラの配分問題で揉めることが多いわけですね。

厳密にいうと、配分と仕事量が伴っていない場合に揉める、ということになるでしょうか。

 

マネジメント費、事務所毎にある程度決まっていますが、正直タレント毎によって差はあります。

一般的には、俳優・タレントは5:5、モデルは4:6あたりでしょうか?

俳優・タレントは、マネージャー(スタッフ)の稼働量も多い分、事務所との配分が同じです。

モデルに関しては、マネージャーの稼働が上記よりも少ないので、モデル本人への配分が多いと思います。

また、モデルのお仕事の方がそもそものギャラが低い場合も多いので、多めに支払わないとキツイのかもしれません。

ちなみに、新人ですと7:3の配分もよく聞く気がしますね。

全く仕事がない状態からのスタートですし、営業や育成が必要なので、事務所の取り分が多いわけですね。

配分の数字だけ見るとブラックだと思う方もいるかもしれませんが、個人的には当然の割合かなとも思いますね。

 

つまり、これだけ仕事をしている(忙しい)のに、給料が低い!

とタレントが思った際に揉めるわけです。

事務所としては、

ギャラ(出演料)を上げるように制作側に交渉する or 本人のギャラ配分を上げる、

のどちらかで対応するしかないですね。

どちらも出来ればお互い揉めることもないのですが、バランスのとり方が難しいわけです。

もしかすると揉めている事務所は、そもそもの配分バランスが低いのかもしれませんね。

 

ここで1番注意すべきは、この配分がいつまで続くのか、です。

ギャラの配分については、所属する際(契約時)に書面で交わすのですが、

契約期間中ずっとなのか、途中本人の稼働量や売上げによって変動していくことができるのか、事前にしっかりと把握しておくべきですね。

 

円満に芸能活動を続けてほしいものです(^^)

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